台湾の学校教育事情
一言で…
勉強! 勉強! 勉強!!! です。
しかも幼稚園からです。
公立幼稚園に入れれば、そんなに勉強させなくて済みますが、結局小学校に入る前までに注音(日本で言う平仮名のようなもの)や基本的な勉強を覚えさせないといけません。なので、親としては私立に子供を入れる方が楽なんです。
台湾の幼稚園の先生…というか、小学校でも中学校でも、先生はすんごく怖いです。
一個人を尊重するなんて事ありません。
個性を大切にするなんて事もありません。
幼稚園の時から、園児を怒鳴って叱りつけ、体罰を与え、子供達に恐怖を植え付けて勉強させる…とても恐ろしい教育です。
※だいたい台湾人の教育方がこんな感じ。田舎に行く程その傾向が強いです。
唯一、そんな恐ろしい学校生活を平和に変える為には…
優等生になる事です!!!パチパチパチ
台湾では、生徒が優秀だと、その先生の格が上がります。また学校全体の格が上がります。
その為、そういう生徒達に先生方は優しい訳です。
そういう子達の親は、だいたい教育熱心なだけではなく、地域や学校と積極的に繋がってます。親が子供が歩きやすいよう、路を作ってあげてるとでも言いましょうか。
親も体力いりますよ。
素晴らしいなとは思うけど、私には無理です。
息子に言わせると、『成績は良いけど、親の言う事、先生の言う事をただ鵜呑みにしてる奴は考える能力のないバカ』らしいですが…
あっちはあっちで息子の事を『勉強出来ないバカな奴』と思っているでしょうね。笑
台湾の小学校の勉強内容のレベルは日本と変わりません。しかし、ほぼ毎日何かのテストがあります。
小学生なら成績良くて当たり前。
90点取って当たり前。
取れなかったら親に怒鳴られる、叩かれる。
小学校2〜3年生から学期ごと(台湾は2学期制)に、中間テストが2回+期末テストがあります。
台湾では共働きの親が多いと言うこともあり、学校帰り安親班に行く子が殆どです。
塾のような所と言っていいのかな?
宿題をそこで終わらせたり、テスト勉強をしたりします。
そこでも生徒の成績が良いと、塾の格が上がるので、100点(又は全教科90点以上)取れたら賞金や景品を与える所も多いです。
※場所によってマチマチですが大体そんなもん。
反対に、成績が悪い生徒は殴られるという悪質な所もあります。
息子のある友達は、そういう理由でいつも青あざ作ってました…。カワイソスギル😭
※『先生方は子供の為を思ってそうして下さっている。ありがたや〜!』という考えの親も多いので、子供はそういう環境に慣れるしかないのです(泣)。
中学校に入っても、そういう環境は変わりません。
勉強は日本のよりぐっと難しくなります。
数学は、日本の難関中学レベル。そして日本の高校生が勉強する内容も含まれていたりします。
なんでそんなに?意味なくない?って日本人の私は思ってしまいます。
英語の文法内容は日本とさほど変わりませんが…テストは読解文、リスニング、スピーキングがあるので日本のテストより難しいと思います。
※小学校高学年の英語のテストにも読解文があり、私の中学校時代の英語のテストより難しいと思いました。(^_^;)
高校、大学については私もまだよく分かりません。
が…
たとえ台湾で一流大学を出たとしても、大学院を出たとしても、台湾で働いたら給料少ないんです!やってられません!
だから海外で就職する人も多いです。
又は台湾で起業家になる。
そういう理由で台湾では起業家が多いんです。お金持ちの人はだいたい起業家です。
幼稚園から大学まで、そして就職してからも『やれと言われた事だけ』の人生に疑問を感じます。
要するに、台湾は、言う事を聞くロボットを生産しているのと同じ(日本に習ったそうです。汗)。
台湾人の子供達は、家にいる時間より、学校と塾にいる時間が長いので、家族との時間が少ないです。
塾の先生から性的被害を受ける事もあります。
幼稚園児は小さいので、自分が思っている事、された事を上手く言えません。結果、親は先生の裏の顔を知りません。
台湾学校教育。それは…
未来のない闇(病み)の教育…
と言ったら怒られるかな。