台湾で『阿鼻叫喚』を体験した話
こんにちは。あやみんです☆
皆さんは『阿鼻叫喚』という四字熟語にどのようなイメージをお持ちですか?
※あび-きょうかん【阿鼻叫喚】
非常な辛苦の中で号泣し、救いを求めるさま。非常に悲惨でむごたらしいさま。地獄に落ちた亡者が、責め苦に堪えられずに大声で泣きわめくような状況。
(goo辞書より)
日本では、心の内を見せないのが美しいとされている為、日本にいた頃はそのような泣き方をする人を実際に見た事もなく、阿鼻叫喚のイメージがいまいち掴めなかったのですが…
以前、台南のキャンプ場へ行ったときの事…
若いお嬢さんが、何かに取り憑かれてうなだれている様を見ました。
「アマ〜ニ〜!アマ〜ニ〜!!」
なんか言いながら歩き彷徨っています…。
「阿媽(アマー)你(ニー)!!」???
※阿媽=台湾語でお婆ちゃん
※你=あなた
「阿媽〜你〜!!」🤔🤔🤔?!
彼女の大好きだったお婆ちゃんが亡くなっちゃって、ちょっと精神が病んでしまって歩き彷徨っているのだろうか?
もうね…何時間もそうしてるんです。泣き叫び方がまた凄くて、まさにこれぞ阿鼻叫喚状態!!
後に、彼女が地元の人ではなく、キャンプをしに来た人だと判明。
そして、遠くにいても聞こえてくる彼女の声…。あまりにも聞くに耐えない泣き方なので、私は同情するどころか、かなり引いてしまい…
あのお嬢さんがなぜそのような状態なのかを周りの人に聞いてみたところ…
『アマーニ』という名の小型犬が見つからないとの事。Σ(゚Д゚)
※アマーニ=アルマーニ!!ブランド名だった!!台湾では『アマーニ』と言うのね。😅
その後はキャンプ場の皆を巻き込みアルマーニ探し。
色んなところから「アマ〜ニ〜! アマ〜ニ〜!!」と探し声が聞こえてくる…。😅
アルマーニは、その飼い主さんがトイレに行った隙に姿を消したそう…。いつもは「アマーニー」と呼ぶと飼い主の元へ戻ってくる犬だったので自由にさせており、リードも無しだったとか…。
アルマーニが誘拐されたと思った飼い主さんは警察も呼びましたが、結局見つからず。そしてアルマーニの為に、その後もキャンプ場に残ると言い出し、オーナーさんのご厚意で、その後3日間無料でそこに宿泊する事が出来たそう…。ヤサシイ〜
その後、アルマーニが見つかったのかどうかは不明ですが、どんな理由であれ、あの泣き方は異常でした。
日本で、あの泣き方は許されないでしょう。シラ〜ッとした目で見られる確率1000%!
台湾ではどうなのだろう?彼女の泣き方は異様?それとも許容範囲?
その場にいた何人かの台湾人に、何気なく聞いてみたところ…
「う〜ん。普通…ではないけど、大切な犬が居なくなっちゃったからね…。」と言う人や
「そりゃ、犬も家族だもん。ああいう風に泣くのも無理ないわ。」と言う人。
皆さん、彼女の泣き方を受け入れておりました!日本であんな泣き方をする人を今まで見た事がないと言ったら、反対に驚かれたくらいです。
実は、台湾語ドラマ(昼ドラ風)、中国歴史ドラマを見ても、皆ああいうおかしな泣き方をします。
大人が喚き散らしている様子は、滑稽であり、不思議でもあり、かなり強烈なのですが…
一言で片付けてしまえば、文化の違いなんでしょうね。😅
読んでいただきありがとうございました!
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