道教の女神の誕生祭『迎媽祖』
こんにちは。あやみんです☆
今回は、雲林県北港で毎年農歴3月19日に行われる『迎媽祖』の紹介です。
『迎媽祖』とは、台湾で300年以上続いている航海の安全を守る道教の女神『媽祖』の誕生祭。
海に囲まれた土地に住んでいる台湾人にとって、この神様の存在はとても大きいのです。
それでは、早速どんな感じのお祭りなのかご覧ください☆↓
このお祭りのメインはお菓子拾い!
美しく着飾った子供たちが投げるキャンディー等をみんなが必死に拾います。中には、お菓子ではなく、麺やぬいぐるみなんかも降ってきますよ。
傘を逆さまにして戦利品を独り占めする人や、1つの物を奪い合ったりするのを見ると引いちゃう事もありますが、せっかくなんで一緒に参加しちゃいましょう〜☆
【お菓子をゲットする方法】
☆前列に立つ。
☆笑顔でアイコンタクト。
☆大きく手を振り、「こっちこっち〜!」と叫ぶ。
☆より多くもらうには、叫ぶ方と拾う方の二手に別れる!!!
以上の事を実行すれば大量ゲット確実!✌
戦利品はコチラ↓
この戦利品、実は全部自腹だそうです。(;'∀')
投げる側になるのは、誰でもなれるみたいなんですが、
投げるお菓子は自腹!(2回言いました。笑)
そのお菓子代って幾らくらいだと思います?
平均約2万元(約79000円)ですって!!!Σ(・∀・;)ギョエ~
このお祭りは夜の午後6時半頃から始まります。そして、約3時間程投げ続けてる間に2万元がパ~ですよ~!(;'∀')
でもね、こういう特別なイベントに出させたいと思う親御さんも多いみたいです。
あ、あと、台湾では、誕生日の子がお菓子なんかを周りの子にあげるという習慣があるんです。そういう理由から、媽祖の誕生日にもお菓子をばら撒くのかな?とちょっと思ってしまいました。ただの私の推測です。(;'∀')
あ、もう一ついいですか?
台湾で、媽祖信仰は一番と言っていい程盛んですが、この信仰は中国の福建省からだそうです。
実は、殆どの本省人は福建省から来たんです。その為、台湾人が媽祖を信仰する事は、とても自然な事なんです。
※本省人とは、戦前の日本統治時代から台湾に住んでいた人々とその子孫の事を指し、外省人とは中国大陸での国共内戦で敗れた蒋介石元総統と一緒に台湾に渡ってきた人々とその子孫のことを指す。
ウィキペディアには、こうあります。↓
媽祖は当初福建省の媽祖の故郷にある媽祖祖廟で祀られて、航海など海に携わる事柄に利益があるとされ、泉州、潮州など中国南部の沿岸地方で特に信仰を集めていた。
媽祖信仰は、福建省・潮州の商人が活動した沿海部一帯に広まり、東北の瀋陽や、華北の天津、煙台、青島をはじめとする多くの港町に媽祖廟が建てられた。
こうして広まった媽祖信仰であるが、中華人民共和国政府は「迷信的・非科学的な活動の温床」ととらえ、厳しく規制した。特に文化大革命期にはほぼすべての廟祠が破壊され、信者も迫害されたが、改革開放の進展とともにこうした規制は次第に曖昧になり、80年代終わり頃から廟祠の復興が黙認されるようになった。
(Wikipediaより)
それでは、中国福建省の『迎媽祖』の様子も見てみましょう~☆
台湾のお祭りより現代的といいますか、スタイリッシュですね。
読んでいただきありがとうございました!
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