台湾で流行っているシュタイナー教育!
タイトル通りです。
なので、台湾中に沢山のシュタイナー学校があります。
今のところ、幼稚園から高校まで。
私立と公立があり、授業料も内容も、学校によって違うようです。
興味のある方は、いくつかの学校をまわってみる事をお勧めします。
台湾では現在、シュタイナー学校を卒業しても、教育課程を終了したと認めていないので、大学に行きたい子は、高卒後に高卒認定試験に合格しなければなりません。
しかし、シュタイナーの大学も出来るようだという噂もあるので、これからまた少しずつ教育システムが変わっていくかもしれません。
どんな学校なのか?
教科書がありません。
自分で教科書を作ります。
自然に触れる時間が多いです。
モノ作りの時間が多いです。
外で過ごす時間が長いです。
普通の学校で教える科目を教えていなかったりする。
例えば、社会の授業はギリシャ神話のみだったり(学校によってマチマチだと思うので、入る前に確認した方が良いと思います)。
勉強の速度もかなり遅いです。普通の小学校なら、小学校一年生の数カ月で終わる所を小学校2年生になってもまだやっていたりします。
しかし、焦る親御さんもいません。
それも同意のもとで、子供をその学校に入れています。
実はうちの子供達も2年半お世話になりました。
理由は、台北から田舎に引越し、近くの小学校に通わせたのですが、先生が怒鳴るわ手を出すわで子供が登校拒否状態寸前になったからでした。
実際、息子が先生から何かされた訳ではありません。
他の子供がそうされてるのを見て、恐怖を感じたようです。
特に日本人の母親に育てられてるので、そういう環境に対応出来なかったというのもあるかも知れません。
田舎には、怖い先生がまだ沢山いるんです。
そんなこんなで、子供を伸び伸び育てたいと言う理由から、シュタイナー学校を選ぶ親御さんが多いです。
中には知能が高すぎて、普通の学校では暇過ぎて、シュタイナー学校に来る生徒さんもいました。
実は台湾には、知能が高すぎる子達が行く学校があります!
どのようにそこに入るかと言うと、まず普通の学校に入学。クラスの先生に『もしかしてこの子は…?』と思われたら、特別なテストを受けます。そして、それで高得点が出たら、その学校に入れる訳です。
その生徒さんも、そういう一人だったのでしょうが、親御さんは『もっと子供らしく育って欲しい』という願いを持って、シュタイナーを選んだそうです。
【シュタイナー教育を選んで良かった点】
☆素敵な先生方に出会えた。
☆宿題、テストがないから家でのんびり出来た(親子共に)。※学校によります。
☆子供の顔が明るくなった。
☆体を使う時間が多くなった。
☆授業は一方的ではなく、まず子供達に考えさせる。そして色んな方法があるって事を理解させてくれる。
☆悪い事は叱ってくれるが、子供を強制しない。
☆個性を尊重してくれる。
【シュタイナー教育のこれは?と思った点】
☆勉強を重視していないので、子供達は基本的な事も知らなかったりする。興味があれば自分で学ぶだろうと言うスタンスです。
☆先生が優しいので、じっとしてない、うるさい子供達が多い(特に低学年)。
☆『興味が出たらやったら良い』『したかったらやったら良い』のスタンスなので、例えば子供が先生に挨拶しなくても、親も先生も何も言わずに見守るのが正しいとされます。
☆外にいる時間が多いので、汗でベタベタ。背中汗疹だらけ。シュタイナー教育はドイツ発祥なのですが、台湾とは気候が違い過ぎます。なので、そのまま取り入れるのは駄目なんじゃないかと…。しかも台湾は空気が凄く悪いんです(特に雲林)。
こんなところでしょうか。
私は、息子が中学もシュタイナー教育で良いと思ってました。
しかし、勉強するなら普通の勉強がしたいと言う息子の希望で、今は普通の公立中学に通っています。
毎日テストがあり、担任は学年一ヒステリックな先生、無意味な事で怒られる時もありストレスの溜まる日々を過ごしていますが、自分で選んだ道なので納得しているようです。
娘はと言うと、息子の卒業を期に、小学4年生で普通校に戻りました。しかし、家の近くではなく、車で20分かかる人気公立校に入れました。
今まで普通の子達のように勉強してこなかっただけに、最初の数カ月は親子共々、宿題とテスト勉強に追われ、慣れるのに大変でした。
が、今は大丈夫です! 慣れました!
娘は、今の学校が一番好きみたいです。
いくつかの学校を転々として分かった事。
それは先生次第。
賭けですね。